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magetarou
26 July
私のおばあちゃん
祖母の話、三連荘です。
祖父に関東大震災の時の伝説があるように、祖母も
関東大震災に被災しています。
両親を亡くしています。
あの混乱の中で別れてしまって、それっきり。
3人兄弟だったのですが、兄弟はそれぞれ違うところで
助かっていました。
一番上のお兄さんは「ぽーんと、飛ばされて、知らない人の
大八車に落っこちた」という話を聞いたことがあるような。
祖母は、なくなった方が山になっているところを片付けて
いた兵隊さんが「この子まだ息があるよ!」と気がついて
くれた、そうです。
あんまり、詳しい話は本人から聞いたことがありません。
しかもその後2十数年して、東京はまた火の海につつまれます。
そのときの話もあまり詳しくは聞いたことがありません。
しかも、震災の被害状況と空襲の被害状況が(特に火事)
似通っていてどちらの話を聞いたのか、よくわからなくなって
います。
もう、確かめるすべはないのですが、まさに激動の時代を
いきた、おばあちゃん。
なんでこんなに思い出すのかと思ったら命日が近かったのでした。もっと、90歳を超えていたのだから大往生ともいえますが、もっと長生きしていてもよかったのになあ。と、思うのでした。