先日、夏と冬の年に２回のお楽しみ「おやこ寄席」にいった時の話です。

この、おやこ寄席、ほとんど桂文我さんの独演会なのですが、若手の方がいつも前座におみえになります。落語ライブ初めての方もいるので、はじめに「らくごのはなし」をかいつまんでしてくれるのですが、その時この前座さんが呼ばれて、あれこれ実演をさせられる形になります。

扇子の使われ方で、「箸」ということでうどんを食べる、という所作を実演してみて下さいと、いわれる。そこでだいたい文我さんがいじわるな質問をしたりして前座さんを困らせたりします。

今回も、うどんのどんぶりをうけとった桂まん我さん、おだしの良い香りを鼻いっぱいにすって、少し鼻をすする、とそこで、文我さんが
「鼻、どうしたんですか？！」
と聞く。
「あったかくて、鼻がでたんです。」
と、まん我さん。
「え、あったかいと鼻が出るんですか！そんなら、今日は外はものすごく暑いですからみなさん、鼻がでてしまいますね！」
と、文我さんが言って、皆がどっと笑う。
そこで、まん我さんがあたたかい湯気で鼻がでたんです、と説明したのですが。

お恥ずかしい話ですが、暑いと鼻が出るのです。

私もそのやりとりを聞いたときはゲラゲラ笑っていたのですが、後日、サッカーの練習につきあって暑い中運動公園にいたら、

鼻がでるのです。

その後日、お使いで市役所にでかけたら、

鼻がでるのです。

眼がへたれなので、強い日差しで涙眼になって鼻がでるのかなあ、とも思うのですが、もともとご飯を食べると鼻がでてくるタイプなので（冷え性？）やはり、暑くて鼻がでているのではないかと、思うのです。

次回、夏の寄席でのやりとりは笑えないかも。